◆株式会社ワーナーミュージックジャパン 代表取締役 故・吉田敬様
「キラキラ輝くその原石は...」
「スターを創りたい」「ヒットを演出して時代を造りたい」
という夢を描いて「音楽」の仕事に携わって20年余り、
幾多のアーテイストに出会い、幸い数々のミリオンセラーも輩出することが出来ました。
特に、the brilliantgreen、平井堅、CHEMISTRYの3組のアーテイストは、
デビュー(新人)から自分が関わり、「ゼロ」から「ミリオンアーテイスト」に創りあげた、
まさに 最高傑作の作品です。
アーテイストと至近距離で同じ成功体験を共有できることは、ヒットの現場にいるA&Rマンにとって
まさにそれは彼らの仕事の醍醐味であるわけです。
アーテイストがブレイクするための条件として、私の持論は
「良質の素材」と「ユーザー目線に立った仕掛け」が両立している事です。
後者は、経験や発想でカバーできても前者はそうはいきません。
「運」とか「縁」とか、それこそ、そこにたどりつく事は宝探しに近いかもしれません。
そんななか・・・・ 昨年、20年来初めてといってもいいほど衝撃的な「原石」に出会いました。
我を忘れて童心に返り、心が躍りました。
その「原石」の名前が“絢香”です。
キラキラ輝くその「原石」はなんと17歳の高校生でした。
大阪の実家から、福岡の音楽塾「VOICE」に通いレッスンを通じて
天性の感性を一気に開花させた彼女は昨年11月、
「ワーナーミュージック世界コンベンション」という 大舞台で、
世界中にその存在を知らしめたのです。
「VOICE」に通う新大阪~博多の新幹線からの車窓から18歳の絢香が見てきた 「風景」・・・・。
「夢」、「不安」、「友達」・・・ひとつひとつの言葉が
彼女の「詩」となり「歌」に なっていく気がします。
時代が絢香を待っていた! 絢香が時代を創っていく!
「配信」?「ダウンロード」?「iPod」?「着うた」?「ケイタイ」?
時代によって「音楽」の「所有」の仕方こそ変化するけれど、
「人」と「音楽」の「距離」や「関係」は今も昔も何ひとつ変わらない。
これが私の信念です。
そしてこの信念を、今年18歳の絢香が日本中に証明してくれるでしょう!
2006.2.7
ワーナーミュージック 吉田 敬
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